バイデン氏 次期大統領への就任固まる
アメリカ大統領選の勝者を正式に決める選挙人の投票が行われ、バイデン氏の次期大統領への就任が、固まりました。
この日の投票で選挙結果が覆る可能性は事実上なくなりました。次期大統領になるバイデン氏は、つい先ほど国民向けの演説を行いました。
バイデン次期大統領「私は全てのアメリカ国民の大統領になる。私に投票しなかった人に対しても、私に投票した人と同じように一生懸命働く」
演説でバイデン氏は、「民主主義が試されたが、強さを証明した」と強調しました。
選挙人の投票は、全米50州と首都ワシントンの各地で順次行われました。日本時間午前7時半前、西部カリフォルニア州での投票で、バイデン氏の獲得選挙人が、過半数に達すると、会場では大きな拍手が起きました。
来月6日、ワシントンの連邦議会で最終的な集計が行われ、第46代アメリカ大統領への就任が確定することになります。
一方、敗北を認めていないトランプ大統領は先月、選挙人の投票でバイデン氏が選ばれれば退任する、との意向を示したこともあります。ただ、この日もツイッターに「大規模な不正があった」と投稿していて、大統領がどう対応するかが、今後の焦点です。
一方、この投票直後、トランプ大統領に近い、バー司法長官の辞任が発表されました。バー長官は、選挙の不正について、「証拠は見つかっていない」と述べるなど、大統領と距離を置く発言で、その動向が注目されていました。