MLB 黒人選手リーグ成績を公式記録に
アメリカのメジャーリーグ機構は、20世紀前半に行われた黒人選手のプロ野球リーグでの個人成績をメジャーリーグの公式記録として認めることを決めました。
メジャーリーグ機構は16日、黒人選手のプロ野球リーグで1920年から48年にかけてプレーしたおよそ3400人の選手の個人成績をメジャーリーグの公式記録として認定すると発表しました。
黒人選手のプロリーグが今年で創設100周年の節目を迎えたことや、今年は黒人差別への抗議活動が全米に広がったこともあり、当時の黒人選手たちの活躍が公式に認められることになりました。
メジャーリーグ機構のコミッショナーは「黒人選手のリーグは不条理な社会の中でも多くの最高の選手や確信を生み出してきた」とコメントしています。また、黒人選手のリーグの野球博物館の社長は「メジャーリーグから敬遠され、自分たちのリーグを創設する先見性と勇気があった人たちが歴史的に認められたことになる」と決定を歓迎しています。
この決定でメジャーリーグの通算記録の順位が入れ替わることになり、通算打率でトップ10にランクインしている往年のスター選手ベーブ・ルースさんなどが順位を落とす可能性もあります。