アメリカ中東担当特使、サウジアラビア訪問しロシア側と協議の見通し
アメリカのウィトコフ中東担当特使はサウジアラビアを訪問しウクライナ情勢をめぐりロシア側と協議するとの見通しを明らかにしました。
アメリカのウィトコフ中東担当特使はFOXニュースのインタビューのなかで16日夜にアメリカを出発しサウジアラビアを訪問すると述べました。またサウジアラビアではロシア側と協議するとの見通しを示した上で「うまくいけば前進させられるだろう」と述べました。
ウクライナ情勢をめぐる米ロの会談についてはロイター通信も18日にサウジアラビアで両政府高官のほかアメリカのルビオ国務長官やロシアのラブロフ外相が参加する方向で準備が進められているとのロシアメディアの報道を伝えています。トランプ大統領とプーチン大統領による首脳会談に向け外相同士で地ならしの議論が交わされる可能性があります。
一方、フランス政府はヨーロッパ各国の首脳が17日、フランスに集まり協議を行うと発表しました。協議にはフランスのマクロン大統領のほか、イギリスのスターマー首相やドイツのショルツ首相も参加する予定です。
トランプ大統領がウクライナ情勢をめぐるプーチン大統領との交渉にヨーロッパ各国を関与させない姿勢を示すなか、対応を協議するものとみられます。