韓国・梨泰院転倒事故 “安全対策怠った”と結論
150人以上が死亡したソウル梨泰院の転倒事故で、韓国警察の特別捜査本部は、事故は安全対策を警察や自治体が怠ったことで起きたと結論づけました。
警察の特別捜査本部が13日、公開した事故発生時の新たな映像では、最大で1平方メートルあたりに10人が密集した状態だったと分析しています。
また、特別捜査本部は事故原因について、警察や自治体が事前の安全対策を怠った上、救助を求める通報にも適切な措置を取らなかったため起こったと結論づける捜査結果を発表しました。
特別捜査本部は、これまでに管轄の警察署長や区長など、6人を逮捕したほか、消防署長など17人を書類送検しました。
一方、政府の担当省庁やソウル市などについては「具体的な注意義務違反があったと言えない」と判断し、捜査を終結しました。