紛争や災害で故郷を追われた子ども4330万人 過去最多
ユニセフ(=国連児童基金)は14日、紛争や災害により故郷を追われた子どもの数が過去最多の4330万人に達したことを明らかにしました。
ユニセフによりますと、去年末までに故郷を追われて避難生活を余儀なくされている子どもの数は、推計で過去最多の4330万人に達したということです。このうち、約6割が紛争や暴力から逃れるために避難しているとしています。
ロシアの侵攻が続くウクライナでは、200万人以上の子どもが国外に逃れ、100万人以上の子どもが国内で避難生活を送っているということです。
ユニセフは、故郷を追われた子どもの数が過去10年間で倍増していると危機感を示した上で、各国政府に対し、子どもたちの受け入れを強化するよう求めています。