バイデン大統領 コロナ対策資金不足で予算可決求める
アメリカのバイデン大統領は30日、政府の新型コロナウイルス対策の資金が不足し、今後に向けたワクチンの確保などが滞る可能性があるとして、議会にすみやかな予算の可決を求めました。
バイデン大統領「このままでは今年の秋に、全てのアメリカ人に必要な量のワクチンは確保できない」「議会は今すぐ追加予算を確保する必要がある」
バイデン大統領は、政府のコロナ対策のための資金が不足し、このままでは今後必要になるワクチンが十分に確保できず、一部の治療薬の供給が5月末には枯渇し始めるなど、大きな影響が出ると訴えました。
議会では与野党が対立し、追加のコロナ対策の予算を可決できずにいますが、大統領は、速やかに予算を通すよう強く求めました。
またバイデン大統領は演説後、カメラの前でワクチンの4回目の接種を受けました。
ただ記者団からは接種の最中も、ロシアのウクライナ侵攻に関する質問などが相次ぎ、大統領が苦笑いする場面もありました。