AI研究の世界的権威が「グーグル」退職「規模をこれ以上拡大すべきでない」警鐘鳴らす
AI研究の世界的権威がIT大手グーグルを退職したことを明らかにしました。
AI研究の第一人者で「AIのゴッドファーザー」と呼ばれるカナダ・トロント大学のジェフリー・ヒントン名誉教授は1日、自身のツイッターで、「AIの危険性について話すためにグーグルを退職した」と明らかにしました。
ヒントン氏はニューヨーク・タイムズに対し、AI技術の発達で、偽の画像や動画があふれ何が真実かわからなくなることに懸念を示しました。またAIが翻訳者など人の仕事を奪ったり、自律的な兵器が造られたりする危険性について言及しています。
さらに「去年までグーグルはAI技術の『適切な管理者』だったが、いまはマイクロソフトと止めることができない開発競争を繰り広げている」と分析した上で、技術を制御できるかわかるまでは規模をこれ以上拡大すべきではないと警鐘を鳴らしています。