韓国・転倒事故 韓悳洙首相「政府が無限の責任を負う」
韓国・ソウルの繁華街、梨泰院で156人が死亡した転倒事故で、警察や政府への対応に批判が強まっています。
韓国の警察は1日、事故の前、11件寄せられていた現場の危険を知らせる市民からの通報のやり取りを公開しました。
最初に午後6時半ごろ、「人出を制御してほしい」との要請があり、事故の4分前まで4時間近くにわたり「修羅場だ」「圧死しそうだ」などと次々に通報が寄せられていました。
政府の対応に批判が相次ぐ中、韓悳洙首相は1日、海外メディアを集め異例の緊急記者会見を開き、「政府が無限の責任を負う」などと釈明しています。
会見は安全対策などへの質問が相次ぎ、2時間半に及びましたが、その中で、外国人の被害者には一人一人に外務省の担当者をつけ、韓国人と同じように補償を行うと明らかにしました。
担当閣僚やソウル市長らも相次いで謝罪に追い込まれるなど、事故の責任を追及する声がとどまる気配はありません。