中国海警局、尖閣周辺で“日本の漁船などが領海侵入し退去するよう警告”と発表
中国の海警局は9日、沖縄県尖閣諸島の周辺を航行中だった日本の漁船「鶴丸」などが領海侵入し、退去するよう警告したと発表しました。仲間均・石垣市議がのる船などを指しているとみられます。
中国の海警局の報道官は9日、尖閣諸島周辺を航行中だった日本の漁船「鶴丸」と、数隻の巡視船が「中国の領海に不法に侵入した」として、海警局の艦船が退去するよう警告したと発表しました。
沖縄県の仲間均石垣市議は、保有する漁船「鶴丸」で周辺海域に入っていて、この「鶴丸」と護衛にあたる海上保安庁の巡視船を指しているとみられます。さらに、「日本側に、この海域でのすべての違法行為を直ちに停止し、再発防止を講じるよう促す」などと非難しています。
海警局の艦船は近年、尖閣諸島周辺に領海侵入し、日本の漁船の活動を妨害するケースが相次いでいます。
また、先月29日には、習近平国家主席が東シナ海を管轄する海警局の司令部を視察し、「領土主権と海洋権益を断固として守らなければならない」などと指示しています。
今後、中国海警局が尖閣諸島周辺での活動をさらに活発化させることが懸念されています。