北“短距離弾道ミサイル2発”韓国軍が発表
韓国軍は27日朝、北朝鮮が日本海に向けて短距離弾道ミサイルとみられる飛翔体2発を発射したと発表しました。
北朝鮮は今年に入って巡航ミサイルを含めると6回と、異例の頻度で発射を繰り返しています。
韓国軍によりますと、27日午前8時頃、北朝鮮は東部の咸興一帯から日本海に向けて短距離弾道ミサイルと推定される飛翔体2発を発射したということです。飛距離など詳しい情報は明らかになっていません。
弾道ミサイルだけでも今年に入って5回目で、極超音速ミサイルや列車を利用したミサイルなどを相次いで発射しています。これとは別に25日、韓国軍の関係者は北朝鮮が巡航ミサイル2発を発射したと明らかにしたばかりでした。
今月19日には金正恩総書記が朝鮮労働党の会議で「アメリカの敵視政策と軍事的脅威がこれ以上、黙認できない危険ラインに至った」と指摘。核実験やICBM発射の再開を示唆し、バイデン政権へのけん制を強めていました。
発射によって追加の制裁などで圧力をかけるアメリカに反発するとともに、軍事力の向上を内外に誇示する狙いもあるものとみられます。