トランプ大統領「就任式には行かない」
アメリカのトランプ大統領は8日、今月20日に行われるバイデン次期大統領の就任式に出席しない考えを明らかにしました。
トランプ大統領はツイッターに、「私は1月20日の就任式には行かない」と投稿しました。
理由は明らかにしていませんが、大統領は前日にビデオメッセージで、「円滑で秩序ある、途切れることのない権力移行に集中する」と述べたばかりでした。
有力紙ニューヨークタイムズによると、大統領一家は、就任式前日の19日に、ホワイトハウスを離れることを検討しているということです。
バイデン次期大統領「ひとつ確かなのは、彼が就任式に来ないのはよいことだ」
8日、演説したバイデン次期大統領は、「大統領は私が最悪だと思っていたものを超えてしまった」と述べ、トランプ大統領の欠席の方針を歓迎しました。
一方、ロイター通信は、野党民主党が来週11日に、大統領の弾劾訴追案を議会下院に提出する方針だと伝えています。大統領に弾劾には、その後、共和党が多数を占める上院で3分の2以上の賛成が必要で、与党共和党の議員がどこまで賛成に回るかが焦点となります。