キューバ“米を最大限強い言葉で非難”反発
アメリカのトランプ政権は11日、キューバをテロ支援国家に再指定すると発表しました。指定を解除したオバマ政権の決定を覆した形です。
今回の決定は、オバマ政権が2015年に指定を解除して以来の再指定で、これにより、キューバへの対外援助が制限され、軍事関連製品の輸出や販売も禁止されます。
ポンペオ長官は声明で、再指定の理由について、15年に解除したあとも、キューバが国際テロ行為を繰り返し支援してきたことなどを挙げています。トランプ政権が残り10日を切ってからの決定となり、キューバとの関係改善を掲げるバイデン新政権の外交にも影響する可能性があります。
これに対し、キューバの外務省は、「アメリカが皮肉で偽善的な行為でキューバをテロ支援国家とした詐欺的な措置に対し、最大限強い言葉で非難する」などと反発しています。