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中国・武漢感染者 実際は発表の3倍以上か

2021年1月12日 15:58

中国の研究チームは、世界で最初に新型コロナウイルスの感染拡大が明らかになった武漢市で、感染者の数が16万8000人に上っていたとの推計結果を発表しました。これは、当局が発表した人数の3倍以上にあたります。

中国の研究チームがアメリカの科学雑誌に投稿した論文によりますと、去年3月から5月にかけて、武漢市民およそ1万1000人を対象に新型コロナウイルスに対する抗体の有無を調べたところ、1.68%の人に抗体が確認されたということです。

武漢市の人口はおよそ1000万人で、この抗体保有率を当てはめると、16万8000人が感染していたと推計されます。

中国当局が公表している武漢市の感染者数はおよそ5万人ですが、研究チームの推計が正しければ、実際には3倍以上の感染者がいた可能性があります。

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