仏 クリスマスに“感染拡大”懸念高まる
新型コロナウイルス感染の第2波が続くフランスで、クリスマスに感染拡大の懸念が高まっていて、来月に第3波が到来するおそれも指摘されています。
フランスでは午後8時以降の外出が禁止されていますが、政府は特例として、クリスマス・イブの24日のみ規制を解除する方針です。
ただ、新型コロナウイルスの新規感染者が目標より減っていないため、自宅などで集まれる人数を大人6人までに制限するよう求めています。
しかし、現地メディアが先月末、フランスの成人1000人を対象に実施したアンケートによりますと、「6人を超えて集まる」との回答が全体の37%に上りました。このうち半数以上が「10人以上で集まる」と答えたということです。
こうした中、カステックス首相は15日、クリスマスパーティーなどを予定している場合は、24日の1週間前から他人との接触を最大限避けるよう勧告。子供も17日から学校を休ませた方がよいとの考えを示しました。
フランスでは15日に日中の外出制限が解除されたばかりで、市民の間では混乱も広がっているということです。
感染症の専門家は14日、現地メディアのインタビューに、クリスマスから3週間後の来年1月中旬に、新型コロナウイルス感染の第3波が来ると警告しています。