仏、日中の外出制限が解除 一部で規制継続
フランスで新型コロナウイルス対策の規制が段階的に緩和される中、15日、日中の外出制限が解除されました。しかし、政府の目標まで新規感染者が減少していないため、規制は一部で継続されています。
15日に実施されたのは、先月の店舗再開に続いた第2段階の緩和で、日中の外出制限が解除されたほか、これまで禁止されていた地方間の移動も再開されました。携帯が義務付けられていた外出証明書も不要になりました。
市民「外出証明書を書かなくて済むので、買い物が面倒でなくなったと思う」
市民「南仏ドローム県の町から買い物に来た。パリから470キロ離れている」
一方で、新型ウイルスの一日の新規感染者は、規制前より減ったものの、政府目標の5000人には届いていないため、15日に再開予定だった映画館や劇場などは来月7日まで閉鎖が続けられます。
映画館責任者「15日に向けて上映プログラムなどを用意してきた。それが無駄になったのは残念。小さい店やスーパーよりも入れ替えを常にしている映画館で感染リスクが高いとは思わない」
このほか、夜8時から朝6時までの夜間の外出も、引き続き禁止となります。
政府は、24日のクリスマスイブのみ夜間の外出を認めることにしていますが、当初予定していた大みそかの制限解除は見送る方針です。