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ロシア 電子ビザ発給開始を無期限で延期

2021年1月13日 2:37

ロシア外務省は12日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国内のどの都市からでも入国が可能となる電子ビザの発給について、今月1日からの開始予定を無期限で延期したことを明らかにしました。

この電子ビザは、業務もしくは観光目的でロシアのどの都市からでも1回の入国が可能となるもので、滞在期間は最大16日間、今月1日から日本を含む52か国を対象にオンラインで申請を受け付ける予定でした。

しかしロシアでは現在、新型ウイルスの感染が拡大していて、感染者数は世界で4番目に多く、ロシア外務省は12日、「安全保障面や感染拡大防止の観点から、政府の指示があるまで電子ビザの発給手続きは無期限に停止された」と明らかにしました。

電子ビザは、ロシア全土からの入国が可能なだけでなく、大使館などに出向かなくても発給を受けられることから、多くの外国人の訪問が期待されていました。