北朝鮮の国営メディアは、１４日、平壌で行った軍事パレードの様子を伝えました。新型とみられるＳＬＢＭ（＝潜水艦発射弾道ミサイル）などが公開されています。

軍事パレードは朝鮮労働党の党大会を記念し、１４日夕方から平壌の金日成広場で、金正恩総書記出席のもとで行われました。パレードでは「北極星５」と書かれた新型とみられるＳＬＢＭなどの弾道ミサイルも公開されました。国営メディアは「核保有国としての国家の地位、世界最強の軍事力を保有した我が軍隊の威力を証明した」などと伝えています。

北朝鮮の軍事パレードは去年１０月以来で、３か月という短期間に再び実施し、軍事力を誇示した形です。３日前に閉会した党大会でも金正恩総書記が「最強の軍事力を育てる」と強調していて、来週２０日に発足を控えたアメリカのバイデン次期政権をけん制する狙いもあるものとみられます。