ワシントンの夜空彩る花火 バイデン氏鑑賞
第46代アメリカ大統領に就任したバイデン氏は、地球温暖化対策の国際的枠組み、「パリ協定」への復帰などの大統領令に署名しました。
バイデン新大統領は、就任初日からさっそく執務室に入りました。そして、生番組に出演するなど精力的に動いています。
俳優トム・ハンクスさんが司会の新大統領就任を祝う特別番組が、全米各局で一斉に放送されました。バイデン新大統領は、市内のリンカーン記念堂から生出演し、「我々が協力すればできないことはない」などと国民に団結を呼びかけました。
バイデン新大統領「目の前にある試練を乗り越えるには、民主主義において最も難しいこと、つまり“団結”が求められる」
これに先立ちバイデン氏は、パリ協定への復帰や連邦政府の施設内などでのマスク着用義務を定めた大統領令に相次いで署名しました。いずれもトランプ政権の政策を大きく転換させるものです。
バイデン新大統領「一刻も無駄にできない。さっそく仕事に取りかかる」
そして、こちらでは花火が打ち上げられ、政権交代の慌ただしい一日を終えたワシントンの夜空を彩りました。バイデン新大統領らもホワイトハウスで鑑賞したほか、周辺で見ていた人の中には、涙を流す人もいました。
花火を見た女性「怒りや緊張などから解放され、ようやく前進できるように感じる」
国民に「団結」を訴えるバイデン氏、そのメッセージを分断したトランプ支持者にまでどうやって届けるのか、厳しい4年間が始まります。