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バイデン新大統領“分断の現場”で団結訴え

2021年1月21日 11:56

第46代アメリカ大統領に就任したバイデン氏は、地球温暖化対策の国際的枠組み、「パリ協定」への復帰などの大統領令に署名しました。中継です。

バイデン新大統領は、就任初日からさっそく執務室に入りました。そして先ほどまで、生番組に出演するなど精力的に動いています。

こちらではつい先ほどまで、俳優トム・ハンクスさんが司会の新大統領就任を祝う特別番組が、全米各局で一斉に放送されました。バイデン新大統領は、市内のリンカーン記念堂から生出演し、「我々が協力すればできないことはない」などと国民に団結を呼びかけました。

これに先立ちバイデン氏は、パリ協定への復帰や、連邦政府の施設内などでのマスク着用義務を定めた大統領令に、相次いで署名しました。いずれも、トランプ政権の政策を大きく転換させるものです。

バイデン新大統領「一刻も無駄にはできない。さっそく仕事に取りかかる」

また、トランプ前大統領から置き手紙があったことも明らかにし、「非常に寛大なものだった」としています。

バイデン新大統領の就任式は、今月、トランプ支持者による占拠事件起きた連邦議会議事堂で行われました。まさに「分断」の現場で、ここでも団結を呼びかけています。

バイデン新大統領「今は歴史的な危機と試練の時だ、団結こそが前進の道だ。民主主義は尊いということを改めて知った。民主主義は壊れやすい。だが今この時、民主主義は勝利したのだ」

こちらではまもなく、花火も打ち上げられる予定です。今回は、ステイホーム、熱狂のない中での「団結」の演出でした。この団結のメッセージを分断したトランプ支持者にまでどうやって届けるのか、バイデン政権の厳しい4年間が始まります。

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