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バイデン新大統領“トランプ路線”転換へ

2021年1月21日 10:29

第46代アメリカ大統領に就任したバイデン新大統領は、さきほど、地球温暖化対策の国際的枠組み、「パリ協定」への復帰など複数の大統領令に署名しました。中継です。

バイデン新大統領は就任初日から、トランプ政権の政策を大きく転換させる大統領令を連発して、国際協調主義への回帰をアピールしました。

バイデン新大統領「一刻も無駄にはできない。さっそく仕事に取りかかる」

バイデン新大統領が署名したのは、パリ協定への復帰や、連邦政府の施設内などでマスクの着用を義務づける大統領令で、いずれもトランプ前大統領の政策を大きく転換するかたちになります。

また、バイデン氏は、トランプ前大統領から置き手紙があったことも明らかにしました。「非常に寛大なものだった」としています。

バイデン新大統領の就任式は、今月、トランプ支持者による占拠事件が起きた連邦議会議事堂で行われました。まさに「分断」の現場で、国民に「団結」を呼びかけました。

バイデン新大統領「今は歴史的な危機と試練の時だ。団結こそが前進の道だ。民主主義は尊いということを改めて知った。民主主義は壊れやすい、だが今この時、民主主義は勝利したのだ」

一方で、バイデン氏は「世界は私たちを見ている」とも呼びかけ、同盟重視の姿勢を鮮明にしました。

バイデン新大統領「我々は同盟を修復し、再び世界と関与していく。アメリカは自由を守り、再び世界を導く灯台となる」

また、就任式では、歌手のレディー・ガガさんが国歌を歌い、新大統領就任に花を添えました。

まもなく全米で、新大統領就任記念の特別番組が放送されます。司会は俳優のトム・ハンクスさん、ここにバイデン新大統領、ハリス新副大統領も出演することになっています。

その後、こちらでは、花火も打ち上げられる予定です。今回は、ステイホーム、熱狂のない中での「団結」の演出でした。この団結のメッセージを分断したトランプ支持者にまでどうやって届けるのか、バイデン政権の厳しい4年間が始まります。

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