北朝鮮は21日夜、弾道ミサイル技術を使用した発射を行いました。北朝鮮が予告していた「軍事偵察衛星」の発射とみられています。山崎大輔記者がアメリカ・ワシントンから中継。

ホワイトハウスは、北朝鮮が弾道ミサイル技術を使用した発射を行ったことについて、強く非難しました。

ホワイトハウスは声明で、今回の発射を「大陸間弾道ミサイル計画に直接関連する技術を使用したものだ」と指摘し、「国連安全保障理事会決議の明らかな違反だ。地域内外を不安定化させる危険がある」と非難しました。

その上で「外交のドアは閉ざされていないが、北朝鮮はただちに挑発的な行動をやめ関与を選ぶべきだ。アメリカ本土や同盟関係にある日本と韓国の防衛に必要なあらゆる手段を講じる」と強調しました。

また、国務省の報道官は会見で発射が成功したかを問われ、次のように述べました。

米国務省 ミラー報道官
「米政府内で評価をしている最中で、確認できない」

さらに国防総省の副報道官も会見で、「発射が成功したかについて評価中だ」として、韓国や日本などと協議しているとしました。その上で、ロシアが北朝鮮に技術を供与したかどうかを問われると、「ロシアが技術を提供したという報告は受けていない」と答えました。