感染拡大…“中国のハワイ”ロックダウン 8万人以上の観光客が足止め
中国・海南島で新型コロナウイルスの感染が拡大し、6日から島内の一部でロックダウンが始まりました。8万人以上の観光客がホテルなどにとどまっているといいます。
◇◇◇
中国・海南島で、突然、飛行機のフライトがキャンセルされ、多くの観光客が足止めされていました。
6日に空港で撮影されたとみられる映像では、マスクをつけた多くの人が集まり、大きな声が飛び交っています。「家に帰りたい」などと声が上がり、空港スタッフが「我々は行政の指示に基づいて」と説明する様子も映っていました。
海南島は温暖な気候で“中国のハワイ”ともいわれる中国屈指のリゾートです。
中国政府や地元メディアによると、海南島では新型コロナウイルスの感染が拡大し、今月1日から7日までに、無症状の人を含めて1400人以上の感染者が確認され、6日から島内の一部でロックダウンも始まりました。8万人以上の観光客がホテルなどにとどまっているといいます。
地元当局は、感染を封じ込めるため、島内の全住民約1000万人を対象にしたPCR検査を行うと発表しました。観光客が島をでるには、7日間で5回、PCR検査で陰性となる必要があるということです。