中国の人権派弁護士“通告”に異議申し立て
中国で、香港の民主活動家らを支援した弁護士について、当局が弁護士資格の取り消しを通告する中、29日、異議を申し立てる聴聞会が開かれました。
人権派弁護士である任全牛さんは、29日、中国当局からの弁護士資格取り消しの通告に、異議を申し立てる聴聞会に臨みました。
当局側は、取り消しの理由について、「3年前の裁判での弁護士業務に問題があった」などとしていますが、任弁護士は、「去年、香港から台湾に密航しようとして、拘束された民主活動家を支援したことが理由なのは明らかで、不当な処分だ」として撤回を求めています。
任全牛弁護士「撤回される可能性は低い。事実ではなくても名目をつけて(弁護士資格を)取り消すことができる」
人権派弁護士への圧力が強まる中、支援者からは、「香港問題に関わるな、という他の弁護士への見せしめだ」との声も上がっています。