NY株 指標改善で3万1000ドル台回復
4日のニューヨーク株式市場は、経済指標の改善が相次いだことから幅広い銘柄が買われ、ダウ平均株価は3万1000ドル台を回復して取引を終えています。
4日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は、前営業日比332ドル26セント高い3万1055ドル86セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も167.20上げて1万3777.74で取引を終えています。
この日の取引開始前に発表された先週1週間の失業保険の申請件数は、市場予想よりも少なく3週連続で改善しました。アメリカ国内での新型ウイルスの新たな感染者数が減少傾向となる中、良い内容の経済指標が相次いで発表されていることで、景気回復が意識され、幅広い銘柄が買われました。
また、決算内容がいい企業が相次いでいることも、投資家心理の改善につながり、ダウ平均は3万1000ドルを上回って取引を終えています。
市場関係者は、「経済指標の改善が相次ぎ、5日発表の雇用統計にも期待感が高まっていて、その内容に注目している」と話しています。