北“暗号資産不正入手”核・ミサイル資金に
北朝鮮がサイバー攻撃によって3億ドルあまりの暗号資産を不正に入手し、核やミサイル開発の資金にしていたとの報告書が明らかになりました。
報告書は、国連で北朝鮮の制裁違反について調査する専門家パネルがまとめたものです。
ロイター通信によりますと、報告書では、北朝鮮がおととしから去年11月にかけて、暗号資産、いわゆる仮想通貨の取引所などに対してサイバー攻撃を繰り返し、3億1640万ドル、日本円で330億円あまりを不正に入手したとしています。
また、北朝鮮が去年も核やミサイル開発を続けていて、サイバー攻撃で入手した資金が使われていたほか、ミサイルの開発計画ではイランとの協力を再開し、重要な部品の輸出が行われたとも指摘しています。