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ミャンマー 裁判所許可なく市民拘束可能へ

2021年2月14日 4:20

クーデターを実行したミャンマー軍は13日、裁判所の許可なしに容疑者を拘束することなどを禁じた法律を一時停止すると発表しました。

停止されたのは、「市民のプライバシーと安全保護に関する法律」の3つの条項です。これにより軍側は、裁判所の許可なく市民を拘束したり、私有地を捜索したりできるほか、通信傍受や市民の監視が可能になるということです。

軍側の権限を大幅に強化するもので、一時停止の期限については示していません。

また軍は、SNSを通じてクーデターを批判したとして、主要な民主活動家7人に逮捕状が出されたと明らかにしました。かくまった場合は罰せられるとしています。

今後、軍による実力行使がさらに強まることが懸念されています。