トランプ次期大統領“不倫口止め料裁判” 検察当局が量刑言い渡し延期容認の考え示す
アメリカのトランプ次期大統領が有罪評決を受けた不倫の口止め料をめぐる裁判で、検察当局は19日、今月26日に予定されていた量刑の言い渡しの延期を容認する考えを示しました。
アメリカのトランプ次期大統領は、不倫の口止め料を不正に処理した罪に問われた裁判で有罪評決を受け、今月26日に量刑の言い渡しが予定されていました。
ニューヨークの検察当局は19日、判事宛ての書簡で「被告が大統領に就任することが、前例のない法的問題を引き起こすことを認識している」と述べた上で、量刑の言い渡しの延期を容認する考えを示しました。
トランプ氏の2期目の任期が終わる2029年まで裁判の手続きを凍結することも選択肢だとしています。
一方で、トランプ氏側が求めている有罪評決の破棄については、反対する方針を示しました。
トランプ氏の広報担当は検察側の書簡を受けて、「トランプ大統領とアメリカ国民にとっての完全かつ決定的な勝利だ」「検察は魔女狩りを続けることはできないと認めた」とコメントしています。