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ペルー政府高官500人超“抜け駆け接種”

2021年2月17日 10:52

南米・ペルーで、政府の高官らが新型コロナウイルスのワクチンを抜け駆けで接種していたとされる問題で、その規模がおよそ500人に上る可能性があることが分かりました。

ペルーでは、今月9日から医療従事者を対象にワクチンの接種が始まりましたが、それよりも前にアステテ外相がひそかに接種していたことが明らかになるなど、多くの政府高官が抜け駆けで接種していた疑いが浮上しています。

これについてサガスティ大統領は、15日、政府高官らおよそ500人が立場を利用して接種した疑いがあるとして調査を行うと発表しました。

この中には、去年、収賄疑惑で罷免されたビスカラ元大統領のほか、政府高官の家族も含まれているということで、接種の公平性に対する国民の不信感が高まっています。