米メディア大手 グーグルに記事提供へ
ウォール・ストリート・ジャーナルなどの有力紙を傘下に持つアメリカのメディア大手が17日、グーグルのニュース配信サービスに参加すると発表しました。グーグルから記事に対する多額の使用料を受け取るということです。
グーグルと提携したのは、「メディア王」として知られるルパート・マードック氏が会長を務める「ニューズ・コーポレーション」です。
会社の発表によりますと、傘下のウォール・ストリート・ジャーナルやイギリスのタイムズなどの記事をグーグルが去年10月に始めたニュース配信サービス「グーグル・ニュース・ショーケース」に提供します。契約期間は3年で、グーグルから多額の使用料を受け取るとしています。
グーグルは、この配信サービス向けに、これまでに500以上の新聞などと提携関係を結んでいます。巨額の広告費を集めるIT大手に対しては、記事の使用料を求める声が強まっていて、グーグルの提携拡大は、そうした批判をかわす狙いがあるとみられています。