トランプ氏に財務記録開示命令 連邦最高裁
アメリカの連邦最高裁は22日、トランプ前大統領に対し、過去の納税申告書などの財務記録を検察に開示するよう命じました。今後、捜査が進展する可能性もあります。
トランプ氏の財務記録をめぐっては、ニューヨークの検察当局がトランプ前大統領の不倫相手とされる女性への「口止め料」をめぐる捜査の中で開示を求めています。トランプ氏側は去年7月、最高裁が「現職大統領でも開示は拒否できない」との判断を下したことを受け、異議を申し立てていましたが、今回これが却下されました。
記録が一般に公開されることはありませんが、アメリカメディアは、「トランプ氏にとって退任後、最も深刻な脅威」「決定的な敗北だ」などと伝えています。
一方、トランプ氏は、「史上最大の政治的な魔女狩りだ」などと反発する声明を出しています。