モロッコで地震、死者2000人以上 世界遺産登録のマラケシュ旧市街、モスクの塔など崩れる
北アフリカのモロッコで発生したマグニチュード6.8の地震による死者は、これまでに2000人以上に上っています。
AFP通信などによりますと、8日深夜、モロッコ中部を震源とする大きな地震がありました。震源の深さは、およそ18キロ、地震の規模を示すマグニチュードは、6.8と推定されています。
複数の都市で建物が倒壊するなどし、これまでに2012人が死亡、2059人がケガをしたということです。震源地から70キロほど離れたマラケシュでは、世界遺産に登録されている旧市街で、モスクの塔などが崩れたということです。
マラケシュに出張中の石川県白山市・田村敏和市長「こまかく小刻みに、がーっと動いて30秒ほど、けっこう揺れましたね。けっこう揺れは強かったので、壁とかみたら少しひびが入っているとか、そういうのは、いくつかあります」
現地では救助活動が進められていますが、被害が大きい地域は山間部で救助が難しく、死傷者はさらに増える可能性もあります。
外務省によりますと、これまでのところ、現地の日本人が被害に遭ったとの情報はないということです。