別の罪でも訴追…スー・チー氏拘束長期化か
ミャンマーの軍事クーデターから1か月となった1日、アウン・サン・スー・チー氏の裁判がビデオ会議形式で行われ、クーデター後初めて姿が確認されました。
ミャンマー全土では連日、抗議デモが続き、軍側は実弾の発砲などを繰り返し弾圧を強めています。先月28日はクーデター後、最多となる18人が死亡しました。
こうしたなか1日、首都ネピドーの裁判所では、無線機を違法に輸入した罪など2つの罪で訴追されたスー・チー氏をめぐり、ビデオ会議形式での審理が行われました。
弁護士によりますと、廷内にスー・チー氏の姿が映し出され、健康状態は良好に見えたということです。
スー・チー氏は1日、社会の不安をあおった罪など別の2つの罪でも訴追されました。軍は立件を重ねることで、拘束期間を引き延ばす狙いがあるとみられます。