ミャンマーデモに発砲 中国系工場に襲撃か
軍事クーデターへの抗議デモが続くミャンマーで14日も治安部隊による銃撃が相次ぎ、少なくとも38人が死亡しました。軍はヤンゴンの一部地域に戒厳令を出し、抑え込みをさらに強める姿勢です。
手作りの盾で身を守りながら治安部隊とにらみあう市民たち。14日もミャンマー各地で治安部隊が、抗議デモを行う市民らに向け発砲を繰り返しました。ミャンマーの人権団体によりますと、ヤンゴンだけで30人以上が死亡し、その他の地域と合わせて少なくとも38人が死亡したということです。
また、現地の中国大使館は、ヤンゴンにある複数の中国系の工場が何者かの襲撃を受け、多くの中国人従業員がケガをしたと発表しました。軍は14日夜、工場がある地区を含むヤンゴンの一部地域に戒厳令を出しました。軍の司令官が司法を管轄できるようになり、軍による取り締まりが強化される見通しです。