ダウ過去最高値 今週にも“現金給付”好感
15日のニューヨーク株式市場は、経済対策による現金給付が今週にも始まる見込みとなったことなどから、消費関連銘柄を中心に買いが広がり、ダウ平均株価は過去最高値を更新して取引を終えています。
15日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前週終値から174ドル82セント値を上げ、3万2953ドル46セントと4営業日連続で過去最高値を更新して取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も139.84ポイント上げて、1万3459.71で取引を終えています。
前週に日本円で200兆円規模の新型コロナウイルスをめぐる追加の経済対策が成立し、今週にも現金給付が始まる見込みとなりました。市場では、給付金が個人消費を押し上げるとの期待などから、「マクドナルド」が4パーセント高、スポーツ用品の「ナイキ」が3パーセント高となるなど、消費関連銘柄を中心に買いが広がり、ダウ平均は4営業日連続で過去最高値を更新しています。
市場関係者は、「今後、一時的に調整の動きが出る可能性はあるものの、各地で経済活動の制限の緩和が相次いでいることから、株価の上昇傾向は続くとみている」と話しています。