ミャンマー 国連大使を反逆罪で訴追
ミャンマー当局は18日、軍のクーデターを批判したチョー・モー・トゥン国連大使を反逆罪で訴追したと発表しました。
ミャンマーのチョー・モー・トゥン国連大使は先月、国連総会の会合でクーデターを起こした軍を批判し、抗議デモの象徴となっている「3本指」を掲げました。
この直後、大使は軍から解任を発表されましたが、自らが選挙で選ばれた政権の代表だとして、職務を続ける考えを示しています。
国営メディアによりますと、当局は、大使の国連の会合での発言などが反逆罪にあたるとして、17日に訴追したということです。
一方、全権を掌握している軍トップのミン・アウン・フライン総司令官は18日、オンラインで行われたASEAN(=東南アジア諸国連合)の会議に出席しました。
外交筋によりますと、ミャンマー情勢について踏み込んだ議論はなかったということです。