「約束を破った」国連報道官が非難…タリバンが大学の女子教育を無期限停止に アフガニスタン
アフガニスタンで実権を握るイスラム主義勢力タリバンは20日、全土の大学に対し、女子教育を無期限で停止するよう命じました。
ロイター通信によりますと、タリバン暫定政権が出した通達では、全土の公立・私立の大学に対し、閣議決定に基づき、女子教育を直ちに停止するよう命じています。停止の期限については、「追って通知があるまで」として、明示していないほか、理由も明らかにしていません。
アフガンではタリバンの復権後、日本の中学・高校に相当する女子の中等教育が再開されておらず、今回の通達で女性の教育を受ける権利が、さらに制限されることになります。
これに対し、国連事務総長の報道官は20日、「女性の積極的な参加と教育なしに国の発展を考えるのは難しい。タリバンは約束を破った」と述べて、タリバンによる女性の抑圧を非難しました。