国連事務総長“ヘイトクライム”多発で声明
アメリカでアジア系住民を狙った憎悪犯罪、いわゆるヘイトクライムが多発する中、国連のグテーレス事務総長が、「暴力の増加を深く懸念している」とする声明を発表しました。
アジア系住民を狙った犯罪は各地で多発していて、ニューヨーク市のデブラシオ市長は22日、この数日間で市内で3件相次いだと発表しました。
このうち1件は、21日に中華街で行われたアジア系ヘイトクライムへの抗議デモに参加しようとした女性を狙ったもので、男に顔を2発殴られるなどしたということです。
相次ぐ事件を受け、国連のグテーレス事務総長は22日、声明を発表し、「アジア系の人に対する暴力の増加を深く懸念している」としたうえで、「人種差別や人権侵害を受けている人と団結する」と述べました。