ミャンマーの「暴力にがく然」国連事務総長
クーデターへの抗議デモが続くミャンマーでは15日も治安部隊の発砲で市民ら12人が死亡しました。
ロイター通信によりますと、15日は、デモに参加していた市民ら少なくとも12人が治安部隊の発砲で死亡しました。
前日には一日の犠牲者としては最悪の50人以上が死亡していて、クーデター以降の死者数はおよそ150人となっています。
軍は最大都市ヤンゴンの一部に出している戒厳令の対象を6つの地区に拡大。デモ対応の主体になる構えを示しています。
一方、国連のグテーレス事務総長は15日に声明を発表し、「悪化する暴力にがく然としている」と述べました。また、「状況を鎮め、民主主義に戻るために大切な要素」として、ミャンマー担当のブルゲナー特使の訪問を認めるよう軍に求めました。