国連事務総長「日本は防災で世界をリード」
東日本大震災から10年を迎え、国連のグテーレス事務総長は、犠牲者や遺族に哀悼の意を示し、「日本は防災分野で世界をリードしている」と評価しました。
グテーレス事務総長は日本時間の3月11日午前0時にあわせてビデオメッセージを公開し、「最愛の人を失い、いまも深い悲しみの中にある方々に哀悼の意を示します」と述べました。
その上で、「日本は防災分野で世界をリードしている」と評価しました。
また、日本がこの10年間、より安全な復興に向けて多大な投資をしてきたと指摘し、教訓を未来に向けて共有すべく支援してきたとして、日本の取り組みを高く評価しました。
グテーレス事務総長は、震災後の2015年に採択された災害の死者や被害者、経済的損失を減らすことを目指す「仙台防災枠組」について、「より安全な世界を目指すグローバルな指針だ」と強調し、災害を防ぐために何をすべきか、教育・啓発していく必要があると訴えました。