米LAで放火事件、ヘイトクライムか
アメリカでアジア系住民を狙った憎悪犯罪(=ヘイトクライム)の疑いがある事件が相次ぐ中、ロサンゼルスで起きた放火事件の一部始終が、防犯カメラに記録されていました。
ロサンゼルスにある東本願寺別院の防犯カメラの映像では、敷地内に侵入した犯人が、入り口近くのちょうちん台に火をつけます。さらに、灯籠を倒した上、石を投げつけて逃走しました。
事件があったのは先月25日で、関係者によりますと、犯人は白人の男とみられ、警察がヘイトクライムの疑いもあるとみて調べています。
石が投げ込まれる被害は、複数の建物で確認されています。
ロサンゼルスでも、ヘイトクライムに対する不安感が高まっていて、日本人選手も所属していたロサンゼルス・ドジャースは、「この社会に人種的偏見や憎悪はあってはならない」などと緊急の声明を発表しています。