中国と北朝鮮関係強化 バイデン政権けん制
北朝鮮は25日朝、弾道ミサイル2発を発射し、日本海に落下しました。その北朝鮮と国境を接する街、中国の丹東の様子です。
軍服姿の兵士が街を行き交う様子もみられましたが、緊迫した様子はなく、およそ1年ぶりの弾道ミサイル発射にもかかわらず、北朝鮮側、中国側ともに静かな状態です。
また、両国をつなぐ鉄橋は、新型コロナウイルスの感染拡大以降、北朝鮮の国境封鎖でほぼ動きがないのですが、これについて気になる情報が入っています。地元の貿易関係者によりますと、4月中旬までに、中国と北朝鮮の往来が再開する可能性があるということです。
コロナにより北朝鮮経済に、深刻なダメージが広がっているとみられる中、中国の習近平国家主席は22日、北朝鮮の金正恩総書記へのメッセージで、「両国の人民により、立派な生活を与える用意がある」と、北朝鮮への支援を強める姿勢を示しました。
アメリカとの対立が続く中で、中国と北朝鮮の関係強化は、バイデン政権を強くけん制する狙いもありそうです。