習近平国家主席、北京五輪開催に自信
中国の習近平国家主席は25日、IOC(=国際オリンピック委員会)のバッハ会長と電話会談し、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えたとして、来年、冬に予定されている北京オリンピックの開催に自信をみせました。
中国メディアによりますと、習主席はバッハ会長との電話会談で、「中国はIOCや各国と共に東京オリンピックと北京オリンピックの安全かつ順調な開催に努力したい」と述べました。
その上で、「中国が新型コロナの感染拡大を抑え、経済回復を実現したことで、北京大会の開催に有利な環境を整えた」と強調しました。
一方、バッハ会長は、北京冬季大会の開催を支持した上で、「IOCはオリンピック精神を守り、スポーツが政治問題化することに反対する」と述べたということです。
北京大会をめぐっては、中国の人権問題への懸念からヨーロッパなどでボイコットの可能性を示唆する声もあがっています。