タイ当局、避難民は「自主的に戻った」
ミャンマーで軍事クーデターに対する抗議活動への弾圧が激しさを増す中、隣国のタイに逃れてきた市民の一部が強制的にミャンマーに戻されたことについて、タイ当局は「自主的に戻った」としています。
ミャンマー東部・カイン州の村を軍が空爆したことをうけ、今月27日以降ミャンマーから数千人がタイ側に避難を続けています。
メーホンソンの住民「(ミャンマー側から)銃声が聞こえてきます。タイ政府が彼らを保護することを願います」
避難民のうち、ケガをした一部の人はタイ側の病院で治療を受けていますが、人権団体によりますと、逃れてきた人のほとんどがタイ当局によりミャンマーに追い返されているということです。
人権団体関係者「避難してきた人は水も食料もなく、お年寄りや幼い子供もいる。タイ政府に保護を求めていく」
タイ政府は追い返した事実はないとしていて、現地当局は30日、記者団に一部の人は自主的に戻ったと説明しています。