米司法長官「令状請求を承認した」FBIのトランプ氏家宅捜索を公式に認める
アメリカの司法長官がFBI=連邦捜査局が、トランプ前大統領の自宅で、家宅捜索を行ったことを初めて公式に認めました。
ガーランド司法長官「捜索は(トランプ)前大統領が所有するフロリダ州の建物で行われた。捜索令状を請求する決定を、私が承認した」
ガーランド長官は「このような決定を軽々しく行うことはない」と述べ、必要な捜査だったとの認識を示しましたが、詳細については説明を避けました。
ガーランド長官はまた、捜索の理由などを記した捜索令状を公表するよう裁判所に申し立てたことも明らかにしています。トランプ支持者らが「捜査の政治利用だ」と反発する中、理解を求める狙いとみられます。
一方、トランプ氏は11日も「捜査官は妻のクローゼットにまで入り、服や身の回りのものを引っかき回した」などと批判しています。有力紙『ワシントンポスト』は捜査関係者の話として、FBIが捜索していた中に、核兵器に関する機密文書が含まれていたと報じています。
こうした中、中西部オハイオ州のFBIの事務所に、武装した男が侵入を試みる事件が起きました。警察によりますと、男は射殺されたということです。警察は、トランプ氏の自宅への捜索との関連など、詳しい動機を調べています。