麻薬捜査にロボット オランダが初の試み
オランダ警察が麻薬捜査の新たなメンバーとして迎え入れたのは、4本足のロボットです。いったいどんな働きをしてくれるのか…。
暗がりにやってきたロボット。麻薬の密造場所の設定で、男が作業をしています。男がロボットに気づくと同時に、ロボットのカメラにはしっかりと男の姿が。この映像を手がかりに男を追い詰めることができるといいます。
麻薬の密造場所は危険な物質があったり、犯人が銃を持っている可能性があったりする危険な場所。ロボットが人間より先に中に入り、カメラを使って様子を探ることで、警察官が危険をおかさず状況を把握できるということです。
オランダ警察・特殊部隊長は―「事前に中の様子を知ることができるので、より安全に部隊を配置できます」
ロボットにはセンサーがついていて、少しの障害物であれば避けることができるといいます。ロボットのコストは年間で人間の警察官1人を雇うのと同じほど。将来的には、事件現場でほかの人間が立ち入る前にDNAサンプルを採取するなどの任務も、期待されています。ロイター通信によりますと、ヨーロッパでこのロボットを使うのはオランダ警察が初めてだということです。