米、温室効果ガス削減目標を大幅に引き上げ
アメリカが主催する気候変動サミットが22日に始まり、バイデン大統領は2030年までに温室効果ガスの排出を半減させる、新たな削減目標を打ち出しました。
バイデン大統領「2030年までに温室効果ガスの排出を半減させる道を歩み始めた」「全員がステップアップする必要がある」
アメリカの新たな削減目標は「2030年までに2005年と比べて50~52%」で、オバマ政権で定めた目標から大幅に引き上げられました。バイデン大統領は、「気候変動危機を自分たちだけで解決できる国はない」と各国にさらなる行動を呼びかけました。
一方、中国の習近平国家主席は、2060年までに排出量を実質ゼロにするとしたこれまでの目標は据え置く一方、石炭の消費量を、2030年にかけて徐々に減らす方針を示しました。「アメリカを含む国際社会と共に努力したい」と、環境分野でのアメリカとの協力に前向きな姿勢も示しています。