ウクライナ・パラ選手団「国が存在することの象徴に」大会にかける思い語る
4日に開会式が行われる北京パラリンピックにロシアによる軍事侵攻の中、出場するウクライナの選手団が会見し、「国が存在することの象徴になる」と大会にかける思いを語りました。
ウクライナ パラリンピック委員会会長「万が一、ウクライナがパラリンピックに出場しなかった場合、ウクライナが地図から消えたと思われるだろう」
ウクライナのパラリンピック委員会の会長はこのように述べた上で「私たちがここにいることが、ウクライナが今後も国として存在することの象徴になる」と強調しました。
また、戦闘による混乱で航空機などの手配が難航する中、「選手やチーム関係者が北京まで来られたのは奇跡だ」と振り返りました。
一方、IPC=国際パラリンピック委員会がロシアとベラルーシの選手の出場を認めないことを決めたことについては、「公平な決定が下され感謝する」と述べました。