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中国食文化一変か「食べ残し」法律で禁止に

2021年4月29日 19:12
中国食文化一変か「食べ残し」法律で禁止に

お昼時、大勢の客でにぎわう北京市内のレストラン。バイキング形式の店では、料理をのせたたくさんのお皿がずらりと並んでいます。店員に手渡された袋の中には生卵が。実はこれ、残さず食事を食べ終えた人に渡されるプレゼントだといいます。

中国では客をもてなす際に、食べきれないほど注文する習慣があるといいます。また最近では大食いの様子を撮影しネットに投稿することも大流行していました。

そんな中、中国政府は将来の食料不足を警戒。食べ残しを減らす取り組みを進めてきました。

北京市内の別のレストランでは、お客さんが食べ物を無駄にしていないか監視する女性が。店内でお客さんの様子に目を光らせていました。実際に注文をしようとすると、食べ残しを出さないよう、客にアドバイスしていました。

様々な取り組みが進む中、29日に可決されたのが、食べ残しや大食いなど食品の浪費を禁じる、「反食品浪費法」。大食い動画をネットなどで公開することを禁止し、違反した場合には、最高およそ170万円の罰金が。

客に過剰な注文をさせた飲食店に対しては、およそ17万円の罰金が科される可能性があり、また大量の食べ残しがあった場合は、客にゴミ処理の費用を請求できるということです。