ミャンマー巡り 中国政府、欧米各国けん制
ミャンマーで起きたクーデターについて、国連安全保障理事会が2日、緊急会合を開くのに先立ち、中国政府は軍への非難を強める欧米各国をけん制しました。
中国外務省の報道官は2日の会見で、安保理の緊急会合について「国際社会が取るあらゆる行動はミャンマーの平和と安定に貢献すべきで、対立の激化や情勢の複雑化につながることは避けるべきだ」と述べました。
アメリカのバイデン大統領が制裁の可能性に言及するなど、欧米各国がクーデターへの非難を強めています。
ミャンマーと緊密な関係を保つ中国は、安保理の会合で非難が強まることも織り込み、欧米各国をけん制した形です。