スペイン 全土で非常事態宣言を解除
スペイン政府は、新型コロナウイルス対策で全土で続けていた非常事態宣言を、9日に解除しました。およそ半年ぶりに夜間の外出などが可能になります。
9日未明のスペイン・バルセロナの映像からは、大勢の若者らが集まり、歌やダンスを楽しんでいる様子が分かります。
スペインでは、去年10月から夜間の外出などを禁止する非常事態宣言が続いていましたが、スペインメディアなどによりますと、9日に解除されたということです。
これにより午後11時以降の外出が可能となるほか、国内の移動が自由となります。
ただ、各自治州では独自の規制を設けていて、一部の州は移動の制限や夜間の外出禁止措置を続けるとしています。
スペインの一日あたりの新規感染者数は、今年1月に9万人を超えていましたが、その後減少傾向が続き、今月7日には約8000人となっています。